好きだったんだよ。

卒業のシーズンです。
私が学生の頃は、卒業が近くなると、
みんなにプロフィール帳を書いてもらったものですが、いまどきはどうなのでしょうか。

小学校、中学校、高校まで書いてもらった記憶があります。
そして、それもいまだに保管しています。
特に思い出深いのは中学校の時でしょうか。
その中に、私の後輩が書いた、本当に必要事項のみを鉛筆でささっと書いたものがあります。

部活の2つ下の後輩で、当時まだまだ小さく、マスコットのように扱われていた男の子。
3年生と1年生の教室が近く、朝私が友達と廊下でしゃべっているとちょこちょこやってくるかわいい子でした。
3年生の女子部員の中で大人気で、何かあると私の友達などは彼を呼びつけてかわいがっていたものです。

卒業が近づき、プロフィール帳を書いてもらう時に、当然彼にも渡します。
軽い気持ちで「書いてね」と渡したのですが、なかなか返ってきません。
数日して、聞いてみると、なくしちゃったからもう一枚ちょうだい、との返事。
そして、それはすぐに返ってきました。
それが味もそっけもないような、鉛筆書きのプロフィールです。

まぁ男の子はこんなものかな、と気にもとめなかったのですが、
数年後、たまたま彼に会い、いろいろ話をしていて、別の男の子の話になりました。
当時私と噂されている男の子がいて、実際は何もなかったのですが、
彼は当時どうだったんだろうね~という事を言うと、「好きだったみたいだよ、あなたのことを」と言う返事。
「あはは、あの時に言ってくれたらよかったのに。」と笑うと、彼が私の顔を見ながら、
「俺も好きだったんだよね。ホントはプロフィール帳の裏に告白しようと思って書いたんだけど、
渡せなくてさ。だからもう一枚もらいに行ったんだ」なんてさらっと言うんですよ。

当然、彼と付き合う事はなかったのですが、当時言ってくれてたらな~、と、プロフィール帳を見るたびに思い出すのです。

This entry was posted by admin on 水曜日, 4月 25th, 2012 at 10:11 AM and is filed under 日記帳 . You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.